楽器?そういうのは小さいことから始めたりしないとできないものじゃないか?
そういう意見をよく聞きますし、自分もそう思っていました。
私は16歳からサックスを始めましたが、それでも遅かったかなーと後悔した時期もありましたが、全然そんなことないのでご安心を。
大人になってからも楽器を始める人も多いですし、楽しんで活動されている方は結構いますよ。
自分も今まで様々な団体と共演させてもらってきましたが、まーみんな下手糞ばかりですよ。
高齢者になればなるほどへたくその人と超上手い人の二極化が激しくなるなーと思ってます。
大人になってから楽器を始める人も結構いるということは、みんな楽器やってみたいと思っていて、やっと手を付け始めた。そういう人が案外多いってことでしょうね。
だから今から何か楽器を始めたいという人はアマチュアの年齢層がばらばらであまりガチじゃない団体の本番を聴きに行くと分かるかもしれません。
自分でも挑戦できそうだぞ と
ジャズなんか聴きに行くとその人の実力がもう痛いほど分かるので聞いている方が苦しくなるようなソロをされる方も結構いますので、自分でもできそうだとまじで思いますよ。
自分は16歳からサックスを始めたのですが、最初はまじで下手糞オブ下手糞でした。
吹奏楽ではなんでこんなに下手なのかと退部も考えたほどでした。
それからジャズ始めたときも、ソロってなんだよと、できなさすぎる自分に嫌気がさしたりしました。
でもなんだかんだ続けることができていて今ではまあ初心者に毛が生えた程度にはなれたかなって思ってます。
楽器=上手じゃないと人前では演奏してはいけない
そう思っている人が多いイメージです。
楽器なんて自己満足なんだから自由に吹いて、適当にやればいいんですよ。
完璧を求める音楽をやるのは疲れます、だから吹奏楽は向いていなかったのかもしれません。
音符の長さとか音量、アクセント、人によって全員かっこいいと思う音が違うのに、指揮者や先輩にこうするのが正解だから合わせてと無理やり合わせる音楽はつまんないですよ。聞いててもすごいとは思うけどやりたいとは思わない。
吹奏楽を6年ほど経験があるのでわかりますが、クラシックとか吹奏楽ではみんな無難な演奏をしがちなんですよね。
だから面白くない。
みんなミスしないように、目立たないように、無難でつまらない演奏をしてしまう。
そしてそれが上手いことだなんて世間一般では思われている。
そういうミスもなく、変化も少ない演奏が聴きたいなら打ち込みの機械で作った音源でも聞いていればいいじゃないかと思います。
下手糞なことにより、お? と思わせられて、ちょっとでもいいところがあれば おー と思わせられる。
そういうのが音楽の楽しさであり、聴きどころでもあるはずです。
ロックとかのライブでもそうでしょ。
音源と同じ演奏してもつまんないんですよ、失敗してもいいから奏者がやりたいことをやってみる、それがうまくいけば一番だけど、そうじゃなくても変化を客は楽しむことができる。
音楽では失敗してはいけないなんてことはないですよ。
だから気軽に音楽に挑戦してほしい、誰かの演奏を聴くときもミスをしたかどうかに意識を向けるんじゃなく、どこか一つすごいと思うところを探して聴く方が楽しめますよ。


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