こんにちは、くにみつです。
僕は1年間の不登校期間があり、その期間は家に引きこもっていました。
先日こんなツイートを見かけました。
8050問題という言葉がある。
いつも思うんだ。
引きこもりの背景には、発達障害だったり、心の傷だったり、適切に対処すればむしろその人の長所になったものが、蔑ろにされた時間がある。
家庭や個人に責任を負わせる前に、型にはめようとした当時の教育を反省すべきじゃないの?#生きづらい人へ pic.twitter.com/6SsC0sjQOx
— 和敬 (@wakei_u) August 31, 2019
不登校、引きこもり、ニートの方が生き辛いと感じる原因は何でしょうね。
この記事では以下について調べた引きこもり経験者が紹介していきます。
・なぜ日本はニートや引きこもりに対して深刻なイメージを持っているのか
・日本とアメリカでは教育の価値観も違う
引きこもりは日本だけの問題なのか?
結論として引きこもりやニートは日本だけの問題では無いです。
むしろ日本と同じように世界各国でも引きこもりというのは増加傾向にあるそうです。
その理由としてはネットやゲームの普及によるものとの意見がありますね。
引用元:http://www.garbagenews.net/archives/2399936.html
ニート比率の国際比較の画像です。
画像を見ていただければ分かりますが日本ではニートが多すぎるというイメージを持たれている方が多いですけど、国際的に見たら少ない方です。
引きこもりやニートというのは日本固有の問題と捉えられがちですけど、決してそんなことはありませんね。
しかし海外の場合は引きこもりやニートだとしても、日本と同じくらい敵視したりすることは無いはずです。
アメリカのオバマ元大統領が社会保障費を増やしてそういった人たちを救おうとした時には反発が多かったので、働いていない人に冷たいのは同じかもしれない?
ではなぜ日本の場合はそこまでニートへ過敏な反応をしてしまうのかを考察していきます。
なぜ日本はニートや引きこもりに対して深刻なイメージを持っているのか

結論は「日本は自由を否定する文化、アメリカは自由を謳歌する文化」だからです。
先ほどの画像の上位国であるトルコ、イタリア、ギリシャ、メキシコ、スペインという国々で想像するニートというのは陽気で外で遊び呆けているニートが思う浮かびますよね。
しかし、日本人のニートや引きこもりを想像するときにはどうでしょうか?家に引きこもり、ゲームをずっとやっている。そんな想像をするはずです。
この違いはなぜ起きるのか?
それは日本が役割を果たす社会であるからです。
大学を卒業したら定職についているのが当たり前、結婚するのが当たり前、家族を養うのが当たり前という価値観を共有しています。
その当たり前ができない人間が海外のニートと同じように外で遊びまくる陽気なニートになることなどできないというわけです。
自由を捨ててでも役割を果たすことが美徳と考えられる日本では、ニートや引きこもりというのは不良品と捉えられるということです。
海外、特にアメリカでは自由の国ですので、日本の価値観とは大きく異なります。なのでそこまで悲観的ではないのでしょう。
その時は学校に行かなくてはいけないという責任を放棄していたため、多くの大人や同級生に「戻ってこい」と言われました。
言葉や視線、その全てが不登校や引きこもりに大きなストレスと与えているのは間違いありません。
日本で責任を果たせない人間はストレスから逃げるよう家に引きこもるのは必然です。
日本とアメリカでは教育の価値観も違う
日本とアメリカの家庭環境では違う点があります。
日本の場合は「言葉で否定しながら抱きしめている」
よくひきこもりの親は子どもに甘いという言い方をしますが、私は必ずしもそうは思わない。甘いという割には、小言はしょっちゅういっている。つまり口ではたくさん小言をいう、批判的、否定的な発言をしていることが多い。でも、食事の世話から洗濯まで、身の回りのことは全部やってあげている。アメリカのダブル・バインドとは逆に、言葉で否定しながら、たえず抱きしめているわけです
アメリカの場合は逆で、言葉では「愛している」と言うけれども、態度では冷たく突き放す家庭が多いです。
どっちがいいかと言うこともないですけど、日本の「言葉では否定しながら抱きしめる」と言う環境ではニートや引きこもりが増えるのは必然なのかなと思います。

まとめ
・日本のニート比率は他国と比べて低い
・日本は役割を果たす社会だから風当たりが強い
・日本とアメリカでは教育方針が違う
ニートや引きこもりというのは日本だけの問題ではなく国際的な課題であることは間違い無いでしょう。日本の問題点は昭和から引き継いだ責任社会と海外との教育方針の違いが挙げられます。
私も引きこもり歴が1年ほどあります。
今回紹介した内容はほとんど当てはまっていました。(親が過保護、世間の目が気になり家に篭るなど)
時代も令和になり、働き方も昔と同じではいかないはずです。
最近ではフリーランスという言葉もよく耳にしますし、ニートや引きこもりだからと一概に「甘えている」「努力が足らない」と怒るのではなく、そういう生き方もあるんだなと認められる社会になるといいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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