【地獄】証券会社に内定した大学生に伝えたい現実【メリットとデメリット】

こんにちは、僕は新卒で証券会社に入社しました。
そして早期退職をしました。

記事をより理解するために少し自己紹介させてください。

Fラン文系卒、高校偏差値50、中学不登校という経歴を持っています。

そんな社会のゴミクソナメクジが僕です。
そんなゴミ人間がなんか凄そうだからと証券会社に応募して、なぜか内定をもらい、これでエリートになれると喜んでしまった勘違い野郎です。

この記事は「大学4年生、なんか証券ってカッコ良さそうだからと受けたら内定もらってしまった。他にやりたいこともないし、就活も終わらせたいから、証券会社にしてしまうか。」という人に読んで欲しいです。

また、入社が近づいてきて、「証券会社 辛い」「証券会社 ノルマ」なんかで検索している人にも目を通していただきたい。

一つでも参考になり、将来後悔しないように行動していただければ幸いです。

同じように悩んでいる人、証券の辛さを呟いている人は多くいます。

就活生の頃は無い内定アカとか就活界隈の人しかフォローしてないかも知れませんが、自分の志望する業界や会社で働いている人をフォローするべきですよ。

四月からは自分も同じようなツイートをする可能性がゼロではないと知ってください。

証券営業を志す大学生に知ってほしい仕事のメリットについて

就活生ならあるあるかと思いますが、その業種についてメリット、デメリット、やりがいなどを検索して調べる際に、もしかして業界のいいところ探しをしてはいませんか?

証券や金融で調べるのであればメリットを探そうと思えばないこともないと思います。
しかし、本当に調べなくてはいけないのはデメリットの方ではないでしょうか。

当たり前ですが説明会などではメリットは大きく話をして、デメリットは話さないか少ししか表には出しません。

そして怖いのが、座談会などで先輩社員からの話だとしても鵜呑みにしてはいけないという点です。
人間は自分が今いる環境、会社、業界を悪くいうことはなかなかできません。口に出してしまえばそんな環境にいる自分を正当化できないからです。
なんとか給料がいいとか上司が素敵だとか勉強になるとか理由をつけて自分が所属している理由を華やかに話してきます。

なので座談会でも盲目に相手のことを信じてはいけません。

ここからは証券営業をリタイアした人間が何の束縛もなく思ったことを書いていきます。
巷で言われている証券会社のメリットを辞めた人間が冷静に、判断して意見していきたいと思います。

  • 出世と学歴が関係ない
  • 続けるだけで出世できる(優秀な人はいなくなる)
  • お給料がいい
  • お金に関する知識が増え、経験ができる
  • 美人が多い
  • お金持ちとお付き合いができる
  • 大きなお金を動かせる喜び
  • 土日祝休み

これらがネットや座談会などで耳にするメリット、やりがいかと思います。
一つづつそれがメリットなのか証券を辞めたぼくが公平に意見していきます。

出世と学歴が関係ない

これはメリットの一つになるでしょう。

自分はもともとFラン卒なので、学歴では高給取りにはなれないと感じていたため営業マンを志望していました。

ちなみに自分の上司は偏差値35とかでしたが、営業力は飛び抜けていたし、お給料もそれなりにもらっていたはずです。

なので学歴がない人が人生逆転を夢見るのであれば、道のりは厳しいかも知れませんが可能ではあると思います。

個人的な考えですけど、学歴が低いいわゆるバカの方が営業に向いているかも知れません。

客に怒られて、上司に詰められてもへっちゃらな頭空っぽの人間の方が行動のスピードが速くて結果が出やすいです。
いちいち自分のやっていることの意味や、将来、相手の気持ちとか考えてしまう小利口な人は行動が遅くなってしまい結果が出にくい印象です。

中には高学歴で理詰めでスマートな営業で成果を挙げている人もいますが、証券営業はネットマーケティングできないのでテレアポと飛び込みというアナログな営業です。果たしてスマートな営業ができる人間がどれほどいるのかという感じです。基本泥臭くしらみ潰し的な営業をすることになるでしょう。

続けるだけで出世できる(優秀な人はいなくなる)

これは人によってはメリットになるでしょう。

証券営業というとやはり辛い、苦しい、というイメージを持たれているはずです。
実際そうなので3年以内離職率はかなり高いです。会社に居続けることができるだけで相対的に順位は上がっていきます。

「他人が辞めても自分の成果には関係ないでしょ?」と思う人もいるかも知れません。

営業マンが辞めると、その人が抱えていたお客を貰うことも場合によってはあるからです。そうすると手数料を稼げるお客が付くことになるので必然的に成果も上がっていくということです。

トップ営業マンが手数料を大きく稼げているのは本人たちの営業力が高いこともありますが、何よりも大きな取引をしてくれるお客が付いているからというのが大きいです。

なので結論として、生き残るだけで出世できるというのは正解ですね。

何があっても続けてやるという気力がある人にとってはメリットの一つになるでしょう。

お給料がいい

これはうちの会社では真実ではありませんでした。

そもそもネット証券の台頭や高齢顧客の超高齢化などで客はどんどん減っています。

金融庁が2000万円老後に必要だとか、NISAだイデコだと巷では騒いでいますけど、わざわざ手数料の馬鹿高い対面証券で取引をする人なんて情弱の極みです。
新規で始めたいという人はネット証券で講座を作り、自分で学習して、行動に移しています。そんな状況で業績がいいわけがありませんよね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44202310V20C19A4EE9000/

野村の赤字の記事です。

https://www.chukei-news.co.jp/news/201905/10/articles_33707.php

「地場証券、赤字」で検索しても出てきます。

大手がこんな状況であれば地場証券も同じように厳しい経営状況なのはいうまでもありませんよね。

中にはトップセールスマンとしてインセンティブで大きく稼いでいる方もいるでしょう、ただその力を証券で発揮するメリットがあるのかは疑問です。

参考までに、新卒でのお給料は満額で20万でした。若干新卒平均よりも低いですね。

そこに新規開拓や投信1000万などでインセンティブが上乗せされるという内容です。成果が上がらなければ2年、3年となっても同じお給料です。

超大手であれば新卒でもそれなりに貰えると思いますが、業界のこと、苦労を考えたら営業じゃなくてもいいのでは、、、と思う金額です。

お金に関する知識が増え、経験ができる

ぼくは証券会社でなくても個人で勉強すればいいなと感じたのでメリットとは思えませんでした。

資格取得や商いを通してお客様のお金で練習できるなどありますけど、それよりも自分のお金で最小単位からでもいいから実践をした方が勉強になります。
それに3年までは研修と新規開拓で商いなんてできないです。他の業種で働いて、少額で自分で取引している方がよっぽど経験値積めますよ。

座学に関しては特にですが、自分で勉強できます。今の時代インターネットもありますし、書籍も腐る程出ています。そんな中でわざわざ証券に入って勉強しなくてもいいのではないでしょうか。

なので、金融を学びたいからという理由で志望するのは余程の覚悟がないと後悔することになります。

そもそも、入って勉強させてもらうってどうなんでしょうか?興味があるなら学生時代に自分で学べば済むことではないでしょうか、実践したいのであれば自分でやる。それにつきます。

美男、美女が多い

これは正解かも知れません。

上司世代を見ているとそうでも無いかなという人もいますけど、若い子たちは比較的顔が整っている人が多いです。

ただだからどうしたという感じですね。
ブサイクでも手数料稼ぎまくる人もいますし、顔じゃ無いですよ。

普通なら会えないような成功者とお話ができる、多くの人の人生を知れる

自分はこのメリットに惹かれて就職しました。

結論ですけど、何も意味がないです。

会ってお話ができたとしても何も変わりません。

経営者であれば百歩譲ってお話から学ぶこともあるかも知れませんが、普通の主婦とかサラリーマンの経歴とか話されてもどうしようもないです。

なんでぼくは専業主婦の話し相手をしているんだ、、、?

そんなことを考えずに、会話から楽しみを見いだせるのであればいいかも知れませんが、自分は一般人から得られるものはほぼ無い、効率が悪いと感じてから一気に冷めました。
人と接するのが好き、人情が厚い人であればそこに楽しさを見いだせるかも知れませんね。何も残りませんけどね。

経営者の方ともお話をしたことがありますけど、別に話を聞いたところで自分が変わるわけでもないことに気が付いてからやる気が一気になくなりました。

経営者の話が聞きたいのであれば、書籍で十分だと思います。そもそも、経営者と深い会話がしたいのであれば自分も対等な立場でなければ本当に有益な話は聞かせてくれないでしょう。

どうしても営業マンとお客様という構図ができてしまいます。下手に出て、お話を聞かせてください!というスタンスでしか会話ができないのですから、しょーもないなと感じました。

大きな金額を動かせる喜び

上司も言っていましたが自分には理解できませんでした。

その喜びというのは手数料が多く稼げるからという理由なのではないかと思います。

大きくでっかくドカンと稼ぐのが気持ちいいのは分かりますが、それがしたくて仕方ないから証券営業を目指すというのは自分には分からないです。

合コンなどで「この前3000万の投資信託を買ってもらってさーww」と話をしたいのであればメリットになるかも知れません。しかし自分には興味がなかったです。

土日祝休みで年間休日120日以上

これは正しいかもですが、忘れてはいけないことがあります。

お盆もお正月も関係ありません。全ての判断は市場が開いているかどうかだけです。

世の中には年間休日が100日を下回る企業や週休1日のお仕事もあるので見ようによっては恵まれているのかも知れませんが、普通にホワイト企業に就職した方が幸瀬ですよ。

以上が巷で言われているメリットについて、ぼくなりに正しいか間違っているかどう思うかなど意見してきました。

大学生に知ってほしい証券営業のデメリット

ここからはデメリットについて、自分ならなんとかなると思っていた過去の自分に向けて真剣に書いていきます。

せっかく内定を頂いた企業ですから、なんとかいいところを探そうをネットで検索してしまいますよね。
デメリットも調べていくと出てくるはずです、でも大学生でかつ内定も貰っていたりすると良い情報だけしか受け付けられない体になっているはずです。

なので一度、冷静になり、客観的に、本当に自分に向いているかどうか、耐えられるかどうかを考えて呼んでください。

  • 新規開拓をしなければ生き残れない
  • 「数字」が人格
  • 売りたくない商品を売らなければならない
  • 手数料の高さ
  • セミナー講師をすることもある
  • 営業上の工夫(メール、資料作成など)ができない
  • 基本的なビジネススキルが身につかなない
  • 全国転勤(大手)

新規開拓に終わりはない

新規開拓というと3年目までの新人が担当するものというイメージがありますが、違います。

5年目の人も、10年目の人も関係なく新規開拓は継続していかなくてはいけません。

預かり顧客が500件とか1000件などあったとしても、休眠顧客の開拓をしなくてはいけません。
そして今後は既存客も年をとっていきます。そして新しい人はネット証券に取られてしまいます。

生き残るためにはいつまでも新規開拓を続けなくてはいけません。


ぼくは新人として入社してから新規開拓を始めてからすぐに気がつきました。これを少なくとも3年は続けなくてはいけないのかと。そして3年で終わりではないんだなと上司を見て知ることができました。

新人はほぼほぼ新規開拓がメインです。顧客ができてきても新規開拓です。

営業所で電話だけでいいなんてなるのは数年先のことです。

そして、数年後にそうなれたとしても相場が終われば客先や見込み客へ突撃をしなくてはいけません。

いつまでたっても本質は変わりません。

数字が人格

どれだけ頑張ったかではないです。数字さえあげることができれば正義です。

新規開拓も手数料も同じです。いくら電話したか、訪問したかは関係ありません。

結果しか見られない風土なので、できる人にとっては向いている職業と言えるでしょう。

ぼくも就活の時は「頑張ったのにお給料が同じなのは嫌だ」なんて考えていたので、良いことだと思っていました。

考えてみてください、なぜ自分が活躍できると思えるのか?
自分ならなんとかなるという幼児的万能感を持っていませんか?
ノルマを達成できなくても我慢できる、耐えることができますか?
「この野郎、来月には倍返ししてやるからな!」と逆に燃えることができますか?

ぼくは熱い男にはなれませんでした。
負けず嫌いな人には適性があるかも知れませんね。

売りたくない商品を売らなくてはいけない

会社の指示、上司は絶対です。

金融商品は今や星の数ほどあります、クソみたいなファンドがほとんどかも知れませんが。

自分では絶対に買わないんだけどな、、、という商品でもなんとかいい話をして買ってもらう必要があります。

それは幸せなことでしょうか?

親にも友達にも買わせたくないのになぜ客に勧められる?
魅力を説明して、客が買いたいと言ったのだからと割り切れるのならいいですけど、罪悪感を感じない鈍感力の高い人じゃないと続かないですよ。

ぼくが就職する前は「高齢者なんて金を蓄えているだけで何の役にも立たないのだから、俺が経済を回してやる」なんて考えていました。(マジです)

しかし現実は、おばあちゃんを騙すように手数料を稼ぐことに罪悪感が生まれたり、提案ができなくなったりしてしまいました。ご参考までに、、、。

手数料の高さ

上記の続きです。

そもそも売りたい商品なんて一つもないんです。IPOなら百歩譲ってありです。他はネットでやりましょうよ。

手数料がネットと比べても10倍どころの違いじゃないですよ、20倍、30倍と違います

対面営業の手数料の高さを考えたらどんな魅力的な商品でも、お客様のことを真剣に考えたら

「どうか弊社ではなくネット証券で同じ商品を買ってください」となってしまいます。

何を売るにしても心が痛むのです。
相手の情弱に漬け込み、年寄りを騙し、搾取する。

先ほどの経営者と話をするという点でも同じです。「ああこいつネット証券でやってないってアホなのかな」と考えてしまいます。そんな経営者と話してもしょうがないですよ。

https://moneytimes.jp/investment/detail/id=2454

こちらのサイトにネットと対面の手数料の違いが載っています。

時代遅れな業界に入っていいのか今一度考えてください。

セミナーの講師をすることもある

支店によりけりですけど、セミナーを定期的に開いているところもあります。
新人がセミナー講師をすることは少ないかも知れませんが、いつかはやらされるかも知れません。
人前に立って話をすることが苦手だ、という人はそういう仕事もあるかもと知っておいてください。

セミナー告知したら勝手に50人集まるとかないですからね、営業マンが声かけして何とか集まるかというレベルです。
お客の方から聞きたくて仕方がないなんてセミナーはぼくの経験ではなかったです。
ほとんどが営業マンの方から「お越しいただき恐縮です。こちら飲み物と粗品です!ありがとうございます!!!」みたいな感じです。それでもセミナー興味あるならあり。

営業上の工夫ができない

このご時世にネットは使えません。

思い出してみてください、証券会社のCMなど流れていませんよね?

ツイッターやメルマガ、ブログ、YouTubeで投資勧誘できたら売上も上がるかも知れませんが、やってはいけないことになっているのです。

できることは 電話営業と飛び込み訪問だけ です。
お客様にメールを送ることもできません。
(既存客1000人にメールでDMできたら最強だなって思いますけどできないです)

ビラ作って配るにしても広告審査を通さなくてはいけません。
チャートや資料をそのままポストに投函とかもできません。

電話と飛び込みだけ です。

昭和かな?と言う感じですよね。世間はITwebマーケティングだと言われているのにいつまでも昔ながらの営業を続けています。

個人情報漏洩の観点から、社内のパソコンもインターネットには繋がっていません。(スマホがあるからいいですけど)

使えるのはWardExcelといったオフィスのみです。この環境で3年も続けたら他業種に転職は厳しいですね。
もしパソコンが好き、PCスキルをあげたい、個人のスキルを上げたい。と考えているのなら辞めたほうがいいです。

証券営業で身につくのは鈍感力とごり押し力、そして多少の金融知識だけです。他業種で時代に置いていかれないスキルを学びつつ金融は独学すると言う道もありではないですか?

この基本的なビジネススキルが身につかないのは致命的だと思いますので、自分のキャリプランをよく考えてください。

全国転勤(大手)

大手の場合は全国転勤があります。

都心など大きな支店に配属されれば将来や出世など安泰かも知れませんが、地方に飛ばされた場合は悲惨な目にあいます。

全国展開している場合は、自分が一番行きたくない地方都市でも大丈夫かと想像してみてください。
何が起きるかは配属されるまで分かりません。そして配属された時点で出世コースがほぼ決まります。
どうしても都心部の方が有利です。
地方でも証券であれば挽回のチャンスはありますが、難易度は高めでしょうね。

学生の時は「どこへでも行ってやる!この会社のトップまで上り詰めてやる!」と思うかも知れませんが、一度冷静に考えてみてください。本当に自分ならできるかどうかを。

以上がよく言われている証券営業のデメリットについてです。

まだ実際に働いていないのだから想像しかできないはずです。でもよく考えて決断してください。デメリットを自分に都合よく考えていないか?メリットは本当にメリットなのか?

就職というのは人生で大きな選択の一つです。
どうか一人でも多くの人が後悔のない選択ができることを祈っています。

最後に:自分について

ぼくは証券会社を辞めました。

志望理由:金融が学べるから、株に興味があったから、お給料が良さそうだから、いろんな人と話ができるから

辞めた理由:お給料よくない、他人の話とか興味ない、やりたいことができた、通勤電車が嫌い、上司が昭和人間、営業などに時間を使いたくなかった。不毛。

証券営業を通して人生のどん底を経験しました。人生とは何か、仕事とは何かということを本気で考えました。

今までの人生は何だったのか、将来どうなっているのか、どうなりたいのかを真剣に考えました。

考えに考えた末に退職という形を取ることにしました。
この記事を通してなんか証券ってカッコ良さそうだから受けたら内定もらってしまった。他にやりたいこともないし、就活も終わらせたくないから、証券会社にしてしまうかという人に少しでも役に立ったら嬉しいです。

こんな長い記事に目を通していただいて本当にありがとうございます。

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